ちんたら療養日記4 

南の国からこんにちは

Triumph des Willens

どうもこんばんは。

どーしても、見たい映画があります。

意志の勝利

第二次大戦直前の、ナチス・ドイツのプロパガンダ映画です。

詳細は上記のリンクに飛んでいただければお分かりになると思いますのでここでは詳細を省きます。

終戦後、呪われた映画として封印され続けたこの映画。

確かに、ナチスのプロパガンダ映画という肩書きならば肯けます。

しかし、その肩書きだけで歴史の中で封印するには、

あまりにも映画としての質が高いのだとか。

私は、ナチスの行ったことや戦争を、決して肯定しません。

ナチスの行った蛮行、そして戦争の引き起こすあまりにも大きな傷と悲劇については、

今更私がこの場で言うまでもないと思います。

ただ、あの時代、なぜ人々はそれを受け入れてしまったのか。

なぜ、ドイツの人々はナチスを熱狂的に支持してしまったのか。

その狂気を、なぜ誰も止めることができなかったのか。

そのことを、きちんと理解することもなく闇雲に否定しているだけではいけないのではないかと思います。

ナチスはマスコミ戦略が非常に巧みであったことは有名な話ですが、

具体的にどのように、というのは、あまり実感としては分かりません。

アウトバーン建設やベルリンオリンピック、あの「民衆の自動車」と訳せる某自動車メーカー支援など)

そんな風に思っていた矢先、それを肌で実感できる絶好の機会にめぐり合えました。

彼らのマスコミ戦略に熱狂した人々を、愚かであると笑うことは間違いです。

公式サイトによると、監督のリーフェンシュタール氏は、

この映画の製作によって公開当時世界中の絶賛を浴びたにもかかわらず、

戦後はそのために戦争協力者の汚名を一生背負い続けた映画監督だそうです。

当時の「世界中の絶賛」が、気になります。

時代背景の、ナチス歓迎ムードだけでは、世界中の絶賛は浴びないはず。

ナチスは、数多くの知識人や芸術家・技術者たちを迫害した一方で、

若く有能な人々を積極的に登用したことでも知られています。

リーフェンシュタール氏は、映像の才能が豊かであったが故にナチスに踊らされた、

最も悲劇的な映画監督であったのではないかと思うのです。

だからこそ、数多くの有能な力を蛮行に利用したナチスは決して許されるべきではないし、

だからこそ、私は彼女の映画を見たいのです。

というのはほとんど建前。

単純に、この映画が見たいだけです。

テーマがテーマ、対象が対象なだけにタブーであったとしても、

作品自身のの芸術的価値は、決して侵されてはならない。

当時の人が熱狂したというこの作品の、圧倒的な力を見てみたい。

それだけです。

ただ。

きっと誰も一緒に行ってくれませんけどね!

いいさ!一人でも行ってやるもんね!