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ちんたら療養日記4 

南の国からこんにちは

今日までのよもやま(仕事をするということ)

どうもこんにちは。

えーと。

久しぶりですが、読んだもののお話をば。

3月のライオン 1-5巻コミックセット (ジェッツコミックス)/羽海野 チカ

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えーと。

実は。先日、某ぬくぬくドおねこのヘルプに行ってきまして。

最短で帰ってきたので、どこにも行かなかったんですが、

そのときこの作品を借りたんですね。

で。

この作品は、確かこの度マンガ大賞を受賞されたという事で、

この作品の素晴らしさは既に他の方に書かれていると思うので、

わたいの視点からの感想というかつれづれをば。

まあこの作品は、中学生でプロデビューした将棋の棋士の少年と、

それを温かく見守る近所の三姉妹と、

主人公の少年を取り巻く棋士のみなさんとで繰り広げられる物語なんですね。

で。

私がうおおってなったのは、将棋のプロとという生き方というか生活の立て方なんですね。

私は、将棋をしたことがないので、全然見当違いの事を言っているのかもしれません。

そこは先にご了承いただきたいと思います。

私が生きているのは、「研究」という、全然違う世界ですが、

自分の度量と努力、鍛練で生きていく、それだけがキャリアであり証しになっていく、

と言う意味では、棋士の世界とすごく似ているような気がしたんです。

スポーツでもなんでも、「プロ」の世界は結果が一番。

どんなに頑張っていてもさぼっていても、結果がオーライであればすべて不問。

とはいえ、まったく努力しなかった人は、決して残ることは許されない世界です。

特に、勝負みたいに結果がはっきりした世界だと、努力ゼロはありえません。

とはいえ、一日すべてを努力に費やしたからといって、それが必ず結果に反映するとは限らない。

成功すれば(=勝てば)、これ以上ないくらい幸福であるのに、

その逆だと、人生、自我、すべてを否定されたように感じる。

その端的な結果は、如何にも勝負事の世界と言う気がします。

でも。

ソレだけじゃないと思うんです。

私のいる、研究の世界なんかは特にそうなんですが、

他のお仕事だって、そんなに簡単に結果が出るわけじゃないですよね。

「えー、絶対ムリだよう」と思いながらも頑張ってみて、「お、イケるかも」って面白く思い始めて、

「どうだ!!」って出してみても、「全然ダメ」って突っ返されたりしてどおんと落ち込む。

なのに、「もう少しだけ」「今度こそ」と、意地汚く続けようとしてしまう。

それって、だれでも同じじゃないかなって思うんです。

研究の世界だと、まあ人が少ないということもあるので、

若いうちに脚光を浴びるとかそーいうのは少ないですけど、

明確な結果が出ない分だけ、「自分は続けてていいのだろうか」、

「自分の研究に価値があるのだろうか」と常に自問する日々が続きます。

渾身の力で書いた論文も、学会や査読であっけなく崩れ落ちるわけだし…。

だけど、それがあっても続けようとする自分はなんだろうな、と。

その納得いかないもやもやを、この作品で少し教えてもらったような気がします。

あは。

なんだか、全然作品とずれちゃった。ごめんなさい。

出かけた時には咲き始め、帰ってきたときには満開だった桜の並木道を見ながら、

そんな詮無いことをつらつらと考えていた馬鹿人間でした。