ちんたら療養日記4 

南の国からこんにちは

背徳の美しさ

死の泉 (ハヤカワ文庫JA)/皆川 博子

¥1,134

Amazon.co.jp

これ読んだ。

美しいものは必ずしも、無垢で純粋で、「善」に属するわけではない。

そして、ここに書かれているその「美しいもの」は、

本当に、そこに書かれている通りのものなのか?

書いた人間の妄想の果てなのかもしれないし、そうでないのかもしれない。

事実関係がこれほどまでに意味をなさない作品も、ある意味珍しいのかも。

というより、事実がどうとかいうことがなんら意味を持たない作品です。

「うつくしいもの」。

それを、素直に、何も考えずに愛でることが出来る。

そんな、単純なことが、どれほどの好条件を重ねた結果であることか。

別に、この作品に描かれたものたちへの弁護とか、そういう意味ではないのです。

「うつくしいもの」は、時に、

いま、ここで、しずかに生きていきたいというささやかな希望をすら、

凌駕するものなのですね。

意味不明だ。ごめんなさい。