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ちんたら療養日記4 

南の国からこんにちは

「普通の家族」ってなに?

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Papa told me 1 (ヤングユーコミックス (013))Papa told me 1 (ヤングユーコミックス (013))
(1988/02/19)
榛野 なな恵

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懐かしいなあ。古本屋さんでこれを見つけて、思わず買ってしまいました。

読んだの中学生以来だったから、懐かしかった~!!

主人公のちせちゃんは、小学校低学年。おとうさんは、作家さんをしています。

お母さんはちせちゃんが覚えてないくらい小さいときに、お星さまになりました。

そんなわけで、ちせちゃんは東京でお父さんと二人で暮らしています。

彼女は幼いながらも「自立した独立な家庭」を目指して頑張っているのですが…。

なかなか、大人たちはそんな彼女の気持ちを分かってくれません。

唯一、理解してくれるお父さんの妹の「ゆりこちゃん」も、会社で頑張っているものの、

婚期を過ぎて仕事に邁進する姿にはなかなかまわりに理解してもらえません。

これ、初版がなんと1988年なんですよ。驚きですよ。

21世紀も10年以上過ぎた今でも、十分通じる話なんですよ。

「普通」じゃない家族。お父さんと娘しかいないって、そんなに変?

おかあさんがいない自分って、「かわいそうな子」なの?

「普通」じゃないライフコース。いい年(笑)なのに仕事に邁進する女って、そんなに変?

学校でぶつかる、どうしても譲れない子どもの大事な部分を理解してくれない大人たち。

そんな、「普通」「普通じゃない」で片づけてしまいがちな、

大人になると忘れてしまいがちな些細だけれど、

特に小さい頃にたくさんぶつかった大事な大事な部分を思い出させてくれる作品です。

これ、今も連載やってるんですね。驚きました。

初期の今は亡きヤングユーで連載してる時しか知らないので断言できませんが、

前半は特に子どもの目から見た「大人の普通」がシビアに描かれています。

この作者さん、立派に社会学者じゃないかと思うくらいの視点です。

あと、イラストがすごくかわいいです。子供服がとくに(笑)。

ちょっと乙女な感じのお洋服を堪能できるというおまけがついています。

そんな意味で、二重に楽しめる作品です。

ただ、視点がシビアに過ぎるので、人によってはきついかもしれませんので、

一概におすすめは致しませんがご興味があれば是非。