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ちんたら療養日記4 

南の国からこんにちは

最近のよもやま(ヴィクトリアンの光と影編)

どうもこんにちは。

最近、博論のネタばかりで恐縮です。

まあ、この一年ばかりはそんな感じだと思います。

すいません。

今日は博論の話題じゃないです。

さて。

少しずつ、こんな作品を読んでおります。

ここで紹介したこと、あったかもしれません。


Under the Rose (1) 冬の物語    バースコミックスデラックスUnder the Rose (1) 冬の物語 バースコミックスデラックス
(2003/10/24)
船戸 明里

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ある気がしてきた。

まあいいや。

この作品、少しずつ読んでいるんです。

今日、四巻五巻を読んだんですけどね。

(今八巻まで出てるそうです)

もうね。

たまりませんよ。

19世紀後半のヴィクトリア時代のイギリスの、とあるお屋敷の一家が舞台なんですけどね。

もう、ドロッドロに暗いんですよ。

とにかく、暗い。設定からして、暗い。

んで、話の展開からして、暗い。黒い。

一見穏やかで愛情に満ちた(ように見える)一家の、

決してほどけることはない複雑に絡み合った愛憎劇。

とでもいいましょうか。

いや、それも適当ではないな。

なんだろう。

この時代に特に顕著だった、

「愛情にあふれた健全で穏やかな家庭」像からはみ出してしまう人たちの、

あまりにも悲しい情念の絡み合い。

とでも言いましょうか。

うーん。私の貧困なキャブラリーでは、うまく説明できない。

下手にお話を紹介しようとすると、ネタバレになってしまいますから、

あんまり書きたくないんですよね。

ただ、とにかくイギリスのあの時代の表現がすごい。

お屋敷の人々の描き方が、とても丁寧です。

時代考証もものすごく緻密で、

階上の人たち(主役の一家)と階下の人たち(使用人)の関係が、

登場人物の動きや振る舞いで非常にバランスよく描いてあるんです。

当時の風俗なんかがものすごく丁寧に描かれていて、

「へえ、こんなことが」っていう行動が展開のキーになっていたり。

とにかく、脱帽ものなんです。

ただ、ここまで絶賛しといてなんなんですけど、

毎回読後感が最悪。 いや、褒め言葉なんですよ?

とにかくドロッドロの展開なので、精神衛生上お勧めはしません。

どんな展開でもどんとこい!な猛者の方だけどうぞ。

でもこのドロッドロが癖になるのも確か。

ただ、一気読みすると中毒を起こしそうなので、

少しずつ読み進めていきたいと思います。